加工学

Q. どのような分野で応用されているの?

A. 飛行機・自動車・船舶などの乗り物は、工学的には機械といいます。また、食品・薬品・衣服・家電製品など、およそ身の回りの物は、ほとんど(産業用)機械で作られています。また、これらの機械は多くの部品で組立られています。その部品や機械の製作方法を学ぶのが「加工学」です。従って、加工学はどの企業に就職しても必要な授業科目で、実践的な授業科目です。

 機械工学科では機械加工実習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ(1・2・3年),機械加工学・精密加工学(4年)、生産管理・品質管理(5年)などの授業科目があり、教員と機械工作工場の技術職員が5年間その教育指導をしています。就職した後、大学卒業生にはまねの出来ない実践的技術者としての資質を身に付けます。

Q. 久留米高専ではどのような研究をしているの?

A. 久留米高専の機械工学科は、全国高専の中で最も古い歴史があります。初代和栗校長の専門が「加工学」、特に「歯車加工」であった為、古くから「歯車加工」の研究が行われています。「歯車加工」に関する論文数は500編以上で,日本で最も多くの論文を発表しています。

 また、日本はもとより世界中の歯車加工技術を支えてきました。例えば、多くの人が使用している乗用車やオートバイなどの減速機の製作方法は、久留米高専の長年の研究成果(例えば、タービン減速機用テーパホブ,小径多条ホブ,超硬ホブ,超硬スカイビングホブ,一巻き荒削りホブ,球形ホブ,ねじ状CBN砥石,ホブ切り用切削油材,超硬ホブ盤,逆巻きホブ切り法,等々)が数多く実用されています。

Q. これまでに行ってきた共同研究にはどのようなものがあるの?

A. 「歯車加工」に関する国内外企業からの研究生は過去50~60名,論文賞の受賞は10編程度で、企業を指導するための共同研究の数は100件以上になります。ほとんどが「歯車加工」に関するもので、その多くは国内外の論文等に掲載されています。